生前にお墓を建てることを寿陵と言います。戒名や建立者の文字が朱色のお墓を見かけられたら、それが寿陵です。現在では、場所によって寿陵の占める割合が70%以上の霊園もあるそうです。
今、寿陵が増えているのは、日本が世界一の長寿国となったことにも関係があると思われます。
かつての日本人は生きることに精一杯で、自分の死後を考える余裕などなかったわけです。寿陵の増加は、人々が来世を考えるゆとりを持ち始めたということで、豊かな文化のバロメータでもあります。
■ワンポイントメモ:遺族の節税にもなる寿陵
不動産を買ったり相続したら、不動産取得税、固定資産税、相続税がかかりますが、お墓にはそうした税金がかかりません。親が亡くなり遺産を受け継いだ人は、相続税を払うことになります。ところが親が生前に建てたお墓は相続税の対象外。親が亡くなってから建てるお墓の費用は、相続の時点では課税対象の遺産に含まれているので、税金がかかります。寿陵は節税にもなるわけですね。
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