この世の「此岸(しがん)」に対して、あの世を「彼岸」と言います。お彼岸は、この世にいる家族がお墓に手を合わせ、あの世の近親者に心を通わせる大切な行事です。
よく「暑さ寒さも彼岸まで」と言います。これは、農耕生活にとって重要な季節の変わり目に「此岸・彼岸」を重ね合わせ、暮らしと同時に心のターニングポイントとして、生きる原点を見直したのです。
お彼岸は、農耕民族であり、四季のはっきりした国に住み、厚い仏教信仰と祖先を尊ぶ日本人の知恵が生んだ行事なのです。
■ワンポイントメモ:お彼岸とお墓参り
お彼岸の春分・秋分の日は祝日になっており、法律でも「先祖をうやまい、亡き人をしのぶ日」と定めています。お彼岸のお墓参りには、これといった作法はありません。仏壇をきれいにして、お線香、お灯明、供花と彼岸だんごやおはぎをあげて、ご供養ください。心からご先祖様をうやまう気持ちを表すために、一家そろってお墓参りをする国民的な家庭行事が、本当のお彼岸なのです。
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